一人出版社の短文メモ帳

一人出版社 Creative Edge School Books 緊急用(2015年12月12日から開始)

Dreamweaverのライブビュー作業におけるウェブアクセシビリティ

今月リリースした「Dreamwaever CC 2015 基礎編 パート1( http://design-zero.tv/Dreamweaver/ )」が好調で、学習者も増えてきましたので、Museと同様にQ&Aページを追加する予定です。

f:id:designfee:20151216211144j:image

今日は、アクセシビリティに関する質問を取り上げてみたいと思います。


[質問]
ライブビューは、コードを書かずにページを作成できますが、誤操作などでアクセシビリティを損なうことはありますか?

[回答]
もちろんページの作り方によっては損ないますが、それはコーディングでページを作成する場合でも変わりません。
ライブビューによる直感的な作業でも、コーディングでも、注意すべきことに違いはありません。


ライビューの作業では、DOMパネルや挿入パネル、CSSデザイナーなどのツールを使用しますが、Dreamweaverが勝手にすべてのコードを記述してくれるわけではありません。

例えば、同じAdobe製品のMuseは、マウスドラッグだけでページを作成できますが、HTMLやCSSは一切編集できません。つまり、Museがすべてのコードを生成しています。このようなCMSに近い思想のウェブツールは、注意しなければいけないことがあります。

Museアカデミーのページに「Adobe Museアクセシビリティhttp://design-zero.tv/MuseAcademy/column-151112/ )」という記事がありますので、参考情報としてご覧になってください。


Dreamweaverは、Museとは異なり、あくまで「支援ツール」です。

CSSデザイナーを使えば、CSSを記述する必要はありませんが、プロパティを選択して、数値を入力するのは、利用者ですから、その作業に問題があれば、アクセシブルではないページをつくってしまうかもしれません。

正しくマークアップされたHTMLであれば、最低限のアクセシビリティは保証されますので、「ウェブアクセシビリティの知識の有無」が重要になってくるわけです。

HTMLやCSSを書ける人であっても、ウェブアクセシビリティの知識がなければ、アクセシブルではないページを作成してしまう可能性が高くなります。

ウェブアクセシビリティについて、やさしく解説している以下の書籍を紹介します。
この本を一冊読めば、何も心配はいらないでしょう。

ウェブアクセシビリティについてしっかり学んで、あとはDeamweaverを活用したウェブ制作の腕を磨いてください。


デザイニングWebアクセシビリティ
アクセシブルな設計やコンテンツ制作のアプローチ
著者:太田良典、伊原力也
発行:ボーンデジタル
価格:3,000円+税
発売日:2015年7月27日



◼︎関連記事:

「みんなのために」って言うけど、「みんな」ってどういう人たちなの?

このアプリ、機能多すぎね

スクロールで気持ちよく読める会話劇スタイル

私は新しいHTMLのタグを提案したいと思います